ポンヌフの恋人 LES AMANTS DU PONT-NEUF(1991年:フランス)
監督:レオス・カラックス
脚本:レオス・カラックス
撮影:ジャン・イヴ=エスコフィエ
編集:ネリー・ケティエ
主題歌:レ・リタ・ミツコ
挿入音楽:コダーイ・ゾルターン、ヨハン・シュトラウス、デヴィッド・ボウイ
キャスト:ドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュ、クラウス・ミャヒャエル=グリューバー、ダニエル・ビュアン、マリオン・スタレンス、エディット・スコブ
アレックス三部作の三作目だけれど、これはほとんどビノシュの映画と言ってもいいと思う。酔っ払ってゲラゲラ笑うシーンも、花火落ちるポンヌフで踊るシーンもビノシュに目がいってならない。カメラも同じである。ビノシュを追っているとしか思えない。一作目二作目、あれだけストイックにアレックスを追っていたストーリーもほとんどない。
ミシェル(ビノシュ)が去って、
誰もいない。オレに忘れ方を教えてくれる人は
と言ったアレックスは忘れ去られている。
あるいは、パリの映画とも言えるかもしれない。地下鉄でミシェルのポスターが全て燃やされているシーンは壮観だった。
物語前半のドキュメントタッチの映画と後半の夢のような愛の物語、その差異がありすぎてこのノリでいいのかなあと思った。確かに恋愛にはそれくらいの差異が存在するが、映画がそれでいいのか、そういう場合、観客が冷めてしまう恐れがある。
音楽がいいのは毎度のことで、コダーイの無伴奏チェロソナタは勉強になったし、いつも通りデヴィッド・ボウイもかかっており、今回はTIME WILL CRAWLだった。レ・リタ・ミツコもかかっていた。
疾走シーンはさすがに飽きたなと思った。
では、有名どころから
The Lovers on the Bridge (Les Amants du Pont Neuf)www.youtube.com
次は、映画中に使われてない歌によるMAD作品ですが、地下鉄のポスター炎上が加えられているのでUP。
Les Amants du Pont Neuf (AMV) Saliva - Alwayswww.youtube.com