マンハッタン MANHATTAN (1979年:アメリカ )
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン、マーシャル・ブリックマン
キャスト:ウディ・アレン、ダイアン・キートン、マーシャル・ブリックマン、マリエル・ヘミングウェイ、メリル・ストリープ、アン・バーン、マイケル・マーフィ、カレン・アレン
17歳の少女と42歳の主人公が戸惑いながらも付き合いを深め、主人公は他の同世代の女性と付き合ってみるが上手くいかず、再び、17歳の少女の元へ戻る。
身勝手なようでいて、誠実な申し出を、ロンドンへ旅立とうとしている少女は、自分は半年いても変わらない、「少しは他人を信用してみたら?」と主人公を受け入れる。
冒頭十数分のマンハッタンの景色をガーシュインのラプソディー・イン・ブルーの音楽をバックに見せるシーンは見る者を圧倒させる。特に花火が打ち上がる箇所は鳥肌ものである。
マンハッタンでサブカルチャーを楽しむ登場人物が羨ましい。作品を観ては感想を言い合う。最高である。
映画の中の人間関係はいたってシンプルで先が読める。だが、それがマンハッタンで起こっているということが映画のテーマである。ウディ・アレンは最近パリやロンドンで映画をとっているが、街を撮らせたら誰よりも魅力的に見せるのはこの『マンハッタン』から始まっていたのである。
また、この映画に限らず、アレンの映画はファンタジーである事が多いと思う。
Manhattan - Woody Allen (opening scene_English)